著者
永野 マドセン 泰子 狩俣 繁久
出版者
法政大学沖縄文化研究所
雑誌
琉球の方言 (ISSN:13494090)
巻号頁・発行日
no.34, pp.175-191, 2009

首里方言について、疑問文、構文構造、フォーカス、感情表現の4項目とイントネーションとの対応を調査した。4項目のうち、構文構造とフォーカスの実現が最も一貫してイントネーションと対応しており、その方法も東京方言に類似するものであった。また感情表現のイントネーションも比較的、東京方言に類似するものであった。反面、疑問文の末尾イントネーションでは揺れが大きく、東京方言のように必ずしも上昇を伴わなかった。

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