著者
長澤 淑夫
出版者
千葉大学大学院人文社会科学研究科
雑誌
千葉大学人文社会科学研究 (ISSN:18834744)
巻号頁・発行日
no.24, pp.65-77, 2012-03

公労協によるスト権ストは、『国鉄新聞』が国労の組合員につたえた情勢とその分析によれば、74 春闘時の政府自民党との5項目了解事項(関係閣僚協議会を設け、三公社五現業の争議権について結論を出す)と国会における国鉄藤井総裁の条件付きスト権付与の言明、三木首相のストと処分の悪循環の裁ち切り発言を総合的に判断し、75 年11 月に闘いとる機会が来たとの結論を受けて行われた。これに対し、研究者である熊沢誠は田中内閣時の74 年秋にこそチャンスがあり、別の研究者高木郁郎は75 年6月にもっともスト権に近づいたと判断している。

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こんな論文どうですか? 『国鉄新聞』の中の「スト権スト」1975(長澤 淑夫),2012 https://t.co/q3osmNJbXa 公労協によるスト権ストは、『国鉄新聞』が国労の組合員につたえた情勢とその分析によれば、74 春闘時の政府自民党…
こんな論文どうですか? 『国鉄新聞』の中の「スト権スト」1975(長澤 淑夫),2012 https://t.co/5nf5mtFHQ7 公労協によるスト権ストは、『国鉄新聞』が国労の組合員につたえた情…

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