著者
杉原 桂太
出版者
名古屋工業大学技術倫理研究会
雑誌
技術倫理研究 (ISSN:13494805)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.37-57, 2016

今日,自動走行車が社会的期待を集めている。本稿では,自動走行技術を社会的に望ましいものとするために,アクターネットワーク理論(Actor-Network Theory:ANT)による構築的テクノロジー・アセスメント(Constructive Technology Assessment:CTA)を自動走行車に適用する必要性について技術者倫理(Engineering Ethics)の視点を踏まえて考察する。自動走行技術については正の側面だけではなく負の側面も指摘されている。社会的に望ましい自動走行車像を描き出すには、技術者と行政,市民が議論する場が必要である。

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