著者
村上 智見
出版者
奈良大学大学院
雑誌
奈良大学大学院研究年報 = Annual reports of the Graduate School of Nara University (ISSN:13420453)
巻号頁・発行日
no.21, pp.43-54, 2016

中央アジアのウズベキスタン共和国フェルガナ地方に位置する4~7世紀のムンチャク・テパ遺跡では、複数の墓から衣服が出土した。ムンチャク・テパ遺跡から出土したこれらの衣服は、有機質が残存しにくい当該地域において希少な実物資料となっている衣服を構成する織物の種類は、平織物、平地綾文綾、緯錦であり、材質は一部に付着している棉の平織物を除いて、全て絹であった。織物の種類や糸の撚りなどの技法、繊維材質、そして文様などから、中国製や現地製と考えられる織物の特徴が確認できた。

言及状況

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

こんな論文どうですか? フェルガナ地方ムンチャク・テパ遺跡出土の絹織物(村上 智見),2016 https://t.co/bL8mNVtgke

収集済み URL リスト