著者
大西 好宣
出版者
千葉大学大学院人文公共学府
雑誌
千葉大学人文公共学研究論集 = Journal of studies on humanities and public affairs of Chiba University (ISSN:24332291)
巻号頁・発行日
no.35, pp.112-123, 2017-09

[要旨] 2014年3月、文部科学省による本邦大学国際化のためのプロジェクト「国際化拠点整備事業(通称グローバル30またはG30)」は、無事5年間の事業期間を終えた。東京大学や京都大学を始め、国内で最も威信が高いとされる13の大学が参加したこの事業は、その終了後、いずれの大学も所期の目標をほぼ達成したと公に評価された。しかし、事業の主要な目的のひとつである外国人留学生受け入れ促進について、比較的甘い評価が下されているなど、当該事業評価には幾つかの方法論上の問題がある。また、同評価で触れられていない事業終了後の課題が二つある。ひとつは、G30専任教員の質を含む、教育の質に関するより詳細な分析・検討がなされるべきであること。もうひとつは、G30の各プログラムを修了した学生の就職や進学に関するデータを収集・蓄積し、英語学位プログラムの出口戦略を再検討することである。

言及状況

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CiNii 論文 -  英語学位プログラムにおける外国人留学生の問題 : グローバル30事業の教訓から https://t.co/2eYKtpUeFw #CiNii

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