著者
神田 洋
雑誌
江戸川大学紀要 = Bulletin of Edogawa University
巻号頁・発行日
vol.28, 2018-03-31

本稿は,薬物使用疑惑のある選手が米国野球殿堂の記者投票で得票を伸ばしている背景を分析することで,スポーツジャーナリズムの問題点や野球殿堂が果たすべき役割を解き明かそうとしたものである。 野球殿堂の投票者へのアンケートの結果,1998年に起きた薬物騒動への対応に問題があったと多くの記者が考えていることが分かった。当時の報道の検証から明らかになったのは,球界幹部や報道陣に見られた薬物容認の姿勢であり,それゆえ選手だけに薬物問題の責任を負わせることへの疑問が高まった。今後は,野球殿堂が歴史博物館として薬物問題をどのように取り上げるかが課題となる。

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今日の大リーグの野球殿堂の発表を見て、 改めて江戸川大学教授で、元共同通信記者の神田洋さんの論文を読みました。 あの時代の球界、報道の責任。 https://t.co/Qn9Lw7iKfX
こんな論文どうですか? 大リーグにおける薬物問題と米国スポーツジャーナリズム -野球殿堂投票のボンズ,クレメンス得票増の背景をめぐって-(神田 洋),2018 https://t.co/BHgYHNKSj3 本稿は,薬物使用疑惑のある選手が米国野球…
こんな論文どうですか? 大リーグにおける薬物問題と米国スポーツジャーナリズム -野球殿堂投票のボンズ,クレメンス得票増の背景をめぐって-(神田 洋),2018 https://t.co/BHgYHO1Vl3
長く現場で取材された神田さんが研究者として書かれた論文。ダウンロードで全文読めます! CiNii Articles -  大リーグにおける薬物問題と米国スポーツジャーナリズム -野球殿堂投票のボンズ,クレメンス得票増の背景をめぐって- https://t.co/Qn9Lw7iKfX #CiNii
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