著者
吉住 隆弘 山田 壮志郎
出版者
中部大学人文学部
雑誌
人文学部研究論集 (ISSN:13446037)
巻号頁・発行日
no.28, pp.99-109, 2012-07

生活保護受給者の支援方法については多くの議論がなされているが,心理学的側面からの検討はほとんどなされていない。そこで本研究では,生活保護受給者の生活満足度に着目し,それに影響を与える心理社会的要因について検討した。調査対象者は,現在生活保護を受給している106名(男性98名,女性8名,平均年齢57.8歳)であった。生活必需品に関する領域,社会的ネットワークに関する領域,心理的要因に関する領域に注目し,各領域に含まれる変数が,生活満足度に与える影響性について探索的に検討した。重回帰分析の結果,定職を持っている人,ケースワーカーの対応を良いと感じている人,そして余暇活動を積極的に行っている人は,生活満足度が高いことが示された。生活保護受給者のウェルビーイングの増進において,従来の就業支援に加え,余暇活動の推進やケースワーカーの対人援助スキルが重要な役割を担っていることが示された。

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