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1886年における「軍歌」の誕生 : 明治期における「文学」の形成過程をめぐる国民国家論(16)
著者
大本 達也
出版者
鈴鹿大学・鈴鹿大学短期大学部
雑誌
鈴鹿大学・鈴鹿大学短期大学部紀要. 人文科学・社会科学編 = Journal of Suzuka University and Suzuka Junior College. 鈴鹿大学・鈴鹿大学短期大学部紀要編集委員会 編
(
ISSN:24339180
)
巻号頁・発行日
no.2, pp.243-270, 2019
本論では、明治期における軍歌の形成過程を考察する。軍歌というジャンルは明治期において成立する。『小学唱歌集』(1881-4)や『新体詩抄・初編』(1882)、『新体詩歌』(1882-3)においてすでに軍歌的な作品が作られていたが、それらが軍歌と呼ばれることはなかった。885年末の「喇叭吹奏歌」の制定を機に、1886年に河井源蔵編『軍歌』が刊行されることによって軍歌というジャンルが立ち上がる。新体詩と唱歌を合体させたこの書の編集が軍歌の基本形を作り出す。以後、軍歌は新体詩、唱歌などとも呼ばれつつも、独自のジャンルとして発展していく。
言及状況
変動(ピーク前後)
変動(月別)
分布
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CiNii 論文 - 1886年における「軍歌」の誕生 : 明治期における「文学」の形成過程をめぐる国民国家論(16) https://t.co/unP7kDHlab #CiNii
収集済み URL リスト
https://ci.nii.ac.jp/naid/120006595759
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