著者
作井 恵子 山内 啓子
出版者
神戸松蔭女子学院大学学術研究委員会
雑誌
神戸松蔭女子学院大学研究紀要 = Journal of Kobe Shoin Women's University : JOKS (ISSN:2435290X)
巻号頁・発行日
no.1, pp.165-177, 2020-03-05

小学校において外国語科が教科となる2020 年が目前に迫る中、小学校教員は教科化についてどう考えるのか。教科化を肯定的にとらえる点およびその懸念点を自由記述によるアンケートとしてデータ収集したものを、頻度抽出語および共起ネットワークによるテキストマイニングの2 種類の方法で分析した。結果として、児童および教育的観点から教科化は好ましいと考えられる傾向があり、教科化は児童との肯定的な関係性が示唆される一方、教員の立場からは、教員の負担増、英語力不足、制度が万全とは言い難いなど、懸念項目は教員が要因である記述が多くみられた。この結果に基づき第2 言語習得の観点から英語教育に必要な研究および研修内容についての提言を示す。

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15 CiNii 論文 - 外国語科教科化に対する小学校教員の意識調査:第2言語習得からの示唆 https://t.co/SLunk0OpsU #CiNii

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