著者
中田 幸司
雑誌
玉川大学リベラルアーツ学部研究紀要 (ISSN:18828647)
巻号頁・発行日
no.6, pp.19-26, 2013-03-15

『催馬楽』「席田」は大嘗会和歌のひとつとして存在し、詠作者を想定するべき歌である。そこには、和歌の歌謡化といった傾向が見出されるとともに、その表現は、紀貫之を筆頭に受容されたと考えられる。この時、『催馬楽』は宮廷人の存在なくしては、成り立たず、必ずしも巷間・民衆から発生したとは言いがたい。

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