著者
タン グラディス Tang Gladys
出版者
母語・継承語・バイリンガル教育研究会(MHB研究会)
雑誌
母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)研究 = Studies in mother tongue, heritage language, and bilingual education (ISSN:21868379)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.38-54, 2019-05

招待論文この論文では、手話言語学研究の最新の知見、とりわけ手話言語と音声言の同時獲得―バイモーダル・バイリンガリズムに関わる研究などのもたらす知見に照らしてバイリンガルろう教育の概念を考察する。この研究は現在進行中であるが、すでに学校環境におけるバイモーダル・バイリンガル習得を支援する最適条件を明らかにし始めている。本稿では、ろう者であれ聴者であれ、参加者である生徒も教員も、互いに支え合い、また学び合う教学環境がそうした最適条件の一つであると論じている。そして、香港におけるろうバイリンガル・コエンロールメント教育プログラムを例にとり、教室における香港手話と広東語のインプットがどのようにろう児と聴児、そして聴者教員のバイモーダル・バイリンガル習得に貢献するか、そしてそれによっていかにバリアフリーな教育環境を達成しているのか報告する。

言及状況

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こんな論文どうですか? ろう児をバイリンガルとして育てるということ(タン グラディスほか),2019 https://t.co/yU8zZWYRIM 招待論文この論文では、手話言語学研究の最新の知見、とりわけ手話言語と音声言の同時獲得―バイモーダル…

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