著者
鎌田 寧々
出版者
東京大学大学院人文社会系研究科・文学部言語学研究室
雑誌
東京大学言語学論集 = Tokyo University linguistic papers (TULIP) (ISSN:13458663)
巻号頁・発行日
vol.42, pp.105-116, 2020-10-31

石川県旧鳳至郡能都町方言は、旧七尾市徳田などに分布する能登主流アクセントの変形したアクセントをもつとされてきた。本稿ではまず、能都町の1~3拍のアクセントを記述する。次に、これを能登主流アクセントと比較し、能都町方言には能登主流アクセントの変形と呼ばれるほどの差はなく、同様の体系をもっていることを指摘する。最後に、上昇式の音調型に注目し、能都町の方言が式の対立を失う過程に入ろうとしていることを示す。特に、1~3拍の名詞の中では1拍のものから対立が消滅していくという可能性を指摘する。論文 Articles

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (1 users, 2 posts, 5 favorites)

CiNii 論文 -  石川県旧能都町地域の名詞のアクセント https://t.co/ydyDGl5H6a #CiNii
CiNii 論文 -  石川県旧能都町地域の名詞のアクセント https://t.co/ydyDGl5H6a #CiNii

収集済み URL リスト