著者
飯野 矢佳代 中井 伸治
出版者
広島国際大学総合教育センター
雑誌
広島国際大学総合教育センター紀要
巻号頁・発行日
no.5, pp.73-88,

本研究の目的は、文献レビューを通して看護教員に「求められる能力」の特徴を明らかにすることである.医学中央雑誌WEB版を用い「看護教員」「能力」に関する18件の文献を分析対象とした.結果,看護教員に求められる能力のコアカテゴリーは「教育実践能力」「看護実践能力」であり,「教育実践能力」のサブカテゴリーは, 1)指導技術2)学生理解3)コンピテンシーの発揮4)調整能力,「看護実践能力」サブカテゴリーは,1)看護過程の展開・応用2)ベッドサイドケア3)医療支援4)健康生活支援5)人間尊重6)健康環境調整7)健康問題査定能力であった. 教育実践能力,看護実践能力ともに,学生・患者家族をありのまま受け止め,根気強く支える「人間性」,どの場面でも倫理的立ち振る舞いを意識する,保健医療福祉への権利意識を持ち合わせる「倫理観」,看護実践がいい方向へ進むよう,研究成果の収集と実践への活用「自己研鑽」,看護方法の改善・看護学発展への探求「研究」が必要という結果が見い出された.

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