著者
大河原 健太郎
出版者
慶應SFC学会
雑誌
Keio SFC journal (ISSN:13472828)
巻号頁・発行日
vol.20, no.2, pp.210-228, 2020

本研究の目的はリトアニアの民間防衛にかかる政策とそのナラティヴの分析である。多くの場合、近年のリトアニアの民間防衛はスイス的な総力戦的コンテクストによって論じられる。これは、ソ連期のレジスタンス戦などの記憶によっているもので、一定の正統性がある。一方で、リトアニアの国力や現状を整理すると、リトアニアの民間防衛はスイス的・ヒーロー的な総力戦というより、「自分の身は自分で守る」という領域に留まっている。何故なら総力戦を行うだけの国防力に欠けるからである。自由論題投稿論文 : 研究論文

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CiNii 論文 - 2010年代におけるリトアニア民間防衛セクターとそのコンテクスト : ナラティヴ批判としての一試論 https://t.co/pLbzv1aPwt

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