- 著者
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粟谷 佳司
Yoshiji Awatani
- 出版者
- 同志社社会学研究学会
- 雑誌
- 同志社社会学研究 (ISSN:13429833)
- 巻号頁・発行日
- no.25, pp.83-95, 2021-03
本稿は、戦後日本の表現文化の研究として、1960年代後半の関西を中心に展開されたフォークソング運動についてキー・パーソンの活動から考察した。キー・パーソンとして、詩人でアメリカ文学の研究者であり市民運動にも関わった片桐ユズルの活動を中心に取り上げ分析した。併せて運動を意味づけるものとして、片桐と関わりが深い中川五郎との連携の事例や、フォークソング運動の動向を伝えるものとしてのメディアの役割について考察した。研究論文(Original paper)