著者
粟谷 佳司 アワタニ ヨシジ Awatani Yoshiji
出版者
同志社社会学研究学会
雑誌
同志社社会学研究 (ISSN:13429833)
巻号頁・発行日
no.22, pp.9-19, 2018-03

研究論文(Original paper)本論文は、戦後日本の市民社会における「ひとびと」の位相を、鶴見俊輔の「大衆」概念と関連させながらその意義について考察した。最初に、鶴見の『戦後日本の大衆文化史』の議論を中心に、「大衆」「市民」「ひとびと」という概念が鶴見の方法において連続したものとして捉えられていることを考察した。続いて、高度成長期から消費社会と言われる1980年代の議論から、鶴見と吉本隆明の文化論を比較し鶴見の方法の意義を考察した。
著者
杉本 久未子 スギモト クミコ Sugimoto Kumiko
出版者
同志社社会学研究学会
雑誌
同志社社会学研究 (ISSN:13429833)
巻号頁・発行日
no.21, pp.25-40, 2017-03

研究論文(Article)第二次世界大戦後、村の大半を米軍基地用地として接収された読谷村では、従前の居住地(字)に帰ることが困難な住民が多く発生した。そのため、読谷村の戦後の住民自治組織は、戦前の字へのメンバーシップをもとに属人的に形成された。しかし戦後70年が経過し、基地返還が進むとともに、新住民の流入も増加し、自治組織の見直しが求められている。変容しつつある住民自治組織と活動を自治会長のインタビュー結果から明らかにした。After World War II, almost all area of Yomitan village was used for US Army bases. Many villagers could not come home and live apart from former community members. So, village office regarded it the official local community organaized by former community memmbers. Later Us bases came back to village one by one and new residents as well as former villagers began to live together. That requests the village office to reform the community organization. This article analyze the reformation and possibility of community organizaion in Yomitan village from the interview of community leaders.