著者
三崎 文夫 林 恭平 渡辺 能行 川井 啓市
出版者
The Japanese Society of Gastroenterology
雑誌
日本消化機病學會雜誌. 乙 (ISSN:13497693)
巻号頁・発行日
vol.80, no.12, pp.2504-2511, 1983

嗜好品の摂取状況と潰瘍発症の関係を検討するため, 内視鏡検査直前にアンケート調査を行い, 男性胃潰瘍 (GU) 136例, 胃•十二指腸潰瘍 (GDU) 38例, 十二指腸潰 瘍(DU) 84例について, 発症前の煙草, アルコール, 香辛料, コーヒー, 紅茶, 牛乳の摂取状況を対照 (正常, 萎縮性胃炎) 65例と比較検討した. 症例全体での比較, 性•年齢でのマッチド•ペアによる比較, 2因子の組合せでの比較, 標準化相対危険度を検討し, 煙草がすべての潰瘍に強い危険因子であり, 香辛料がGUで, コーヒーがDUで, アルコールが他因子との組合せでGUの危険因子になりうることを認めた.

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コーヒーが十二指腸潰瘍のリスク。1980年代の研究 http://t.co/hUxCX0UuEm

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