著者
通地 信義
出版者
The Textile Machinery Society of Japan
雑誌
繊維機械學會誌 (ISSN:18838715)
巻号頁・発行日
vol.5, no.4, pp.187-191, 1952

研究目的粗紡機高速化を目標として、鋳造スキウギヤに比べ、噛合円滑で騒音少く折損等の憂いのないものゝ多量生産的新製法―熱間転造― を提示し、これによつて得た製品を鋳造品と比較した。研究結果試作した熱間転造機により、モヂウル2.25、歯数23の直歯傘歯車を相手とする歯数57、オフセット26mmの標準大の粗紡機スキウギヤを、0.2%Cの鋼を材料として転造し、これと機械切り小歯車より成る一対の噛合を、新しく設計したスキウギヤ噛合詞験機により、鋳造スキウギヤ (Dobson&Barrow社及び本邦I社製) と比較した。 (1) 転造開始約850℃, 終り約400℃;圧縮圧力は高温域で約500kg, 低温域で約700kg;素材の回転92r.p.m.で転造時間は約4分であつた。 (2) 作用歯面は滑かでスケールによる荒れは殆んど見受けられなかつた。 (第4図矢印の面) (3) 小歯車が3400r.pm・程度となるまで回転を上げ騒音比較試験を行つたが、前記鋳造の組に比し甚しく静粛であつた。 (4) 噛合試験の結果は本法に成るものが優れた噛合を持つことを明かに示した。 (第9, 10, 11図)

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こんな論文どうですか? 粗紡機用スキウギヤに対する熱間轉造の試み(通地 信義),1952 https://t.co/X3CVgRAc52 研究目的粗紡機高速化を目標として、鋳造スキウギヤ…
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