- 著者
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福地 絡逸
中嶋 凱夫
竹内 孝彦
土田 正義
小川 弘
新田 一夫
中沢 信彦
- 出版者
- 一般社団法人 日本内分泌学会
- 雑誌
- 日本内分泌学会雑誌 (ISSN:00290661)
- 巻号頁・発行日
- vol.49, no.10, pp.1245-1253,1235, 1973
副腎スキャン剤<SUP>131</SUP>I-19一コレステロールの生体内代謝を検討した.有効半減期は1.77-3.74日, 被曝線量は0.60-2.13rad/mCiであつて, 頻回に検査を繰返さない限り安全に使用しうる薬剤と思われる.臓器別有効半減期は, 甲状腺と副腎で共に8.08日, その他の臓器では4.0日以内であつた.すなわち, 副腎の周辺組織では速かに代謝されるので, 投与8日目には副腎のみに放射能が残存して, 明瞭な映像を描出したものと考えられる.