著者
市橋 修 山本 希 廣岡 佳弥子
出版者
Japan Society on Water Environment
雑誌
水環境学会誌 (ISSN:09168958)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.19-26, 2012
被引用文献数
10

養豚廃水と酪農廃水の二種類の畜産廃水を用いて,エアカソード一槽型微生物燃料電池を運転した。それぞれのリアクターの最大電力密度は,養豚廃水を用いたリアクターでは831 mW・m<SUP>-2</SUP>,酪農廃水を用いたリアクターでは59 mW・m<SUP>-2</SUP>であった。また,両リアクターのアノードにおける微生物群集構造は大きく異なり,養豚廃水および酪農廃水リアクターからそれぞれ,Acidobacteria門,Proteobacteria門に近縁な細菌が見つかった。また,アノードで主に検出された細菌は流入廃水やカソードからのものとは異なっていた。 養豚廃水を用いた系では,カソードへの塩の析出が多く観察され,析出物にはリン,マグネシウム,カルシウムが高濃度に含まれていた。

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