- 著者
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久米 民和
- 出版者
- 日本食品照射研究協議会
- 雑誌
- 食品照射 (ISSN:03871975)
- 巻号頁・発行日
- vol.47, no.1, pp.29-36, 2012
- 被引用文献数
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アジアにおける最新の食品照射に関わる動向について述べた。2010年のアジアにおける食品照射処理量は28万5千トンで、国別では中国が20万トン、ベトナムの6万6千トンが特に多く、2005年の18万3千トンより10万トン以上増加し、中国とベトナムで五万トンずつ増えている。逆に日本や韓国ではその処理量は減少している。アジアの食品照射処理量は世界の半分近くを占め、スパイスの殺菌、穀物・果実の殺虫、肉・魚介類の殺菌、発芽防止など積極的に展開されている。また、進展著しいベトナムの食品照射用施設の建設状況について詳しく紹介した