著者
星野 光典
出版者
Japan Surgical Association
雑誌
日本臨床外科医学会雑誌 (ISSN:03869776)
巻号頁・発行日
vol.52, no.3, pp.521-529, 1991

胆嚢結石の種類による破砕状態の相違を検討するため,摘出した5種類の胆石80個に対し基礎的実験を施行した.胆石の破砕されやすさを2mm以下の破砕片の重量%で比較すると,純コレステロール石は最も破砕されやすく,混成石は破砕されにくい傾向がみられた.臨床では, 284例中50例に体外衝撃波破砕療法を施行した. 50例中18例(36%)が完全消失した. 20mm以下の単数結石で有意に消失率が高く,また超音波分類では,コレステロール石と推定されたものの消失率は40%で, CTで非石灰化症例は27例中13例(48.2%)において消失したが,石灰化症例でも21.7%の消失率を得た.破砕治療後の加藤らの分類では,微細片浮遊型は11例中10例が1回のみの施行であるが小破砕止沈澱型,大破砕片沈澱型では2回3回と治療回数が増加した.以上により術前の画像診断を駆使し胆石の性状を知ることが,消失予測に影響すると考えられた.

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