著者
林 哲
出版者
日本鳥学会
雑誌
(ISSN:00409480)
巻号頁・発行日
vol.32, no.1, pp.21-29, 1983

(1)1981年および1982年における福井県内のオオミズナギドリの迷行落下個体数は,53件(羽)であった.このうち39件(羽)(73.6%)は若狭地区の記録である.<br>(2)落下期日は,11月に多く認められ(48件,90.6%),このうち34件(羽)(64.2%)が11月5日から15日の10日間に集中していた.これは,近畿地方での調査結果(吉田,1973)と同じ傾向を示すものであった.<br>(3)迷行落下の要因は,主として最大風速6m/s以上の季節風によるものと考えられた.風速 6m/s以上の季節風が吹いた日の数日後に迷行落下がみられる傾向があった.

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オオミズナギドリの迷行落下と季節風の関係について https://t.co/Ufwh7CdSyn

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