著者
石崎 睦雄 上野 清一
出版者
Japanese Society for Food Hygiene and Safety
雑誌
食品衛生学雑誌 (ISSN:00156426)
巻号頁・発行日
vol.30, no.5, pp.447-451_1, 1989
被引用文献数
5

天然及び合成食品添加物21品目のDNA損傷活性をDNA修復試験 (Spore rec-assay) で検討した. その結果, 天然添加物のアーモンド油, スターアニス油, セイボリー油, ディル油及び合成添加物の安息香酸ナトリウム並びに合成添加物のカリウム塩である安息香酸カリウム, クエン酸一カリウムの7品目には, 弱いながらDNA損傷作用が認められた. また, クエン酸三ナトリウム (二水和物) とそのカリウム塩クエン酸三カリウム (一水和物) は明瞭な陰性を示したが, 残り12品目は, 最高用量においてもなおM45, H17両株に増殖阻害が観察されず未確定陰性であった.

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