著者
藤永 太一郎 高木 修
出版者
The Chemical Society of Japan
雑誌
日本化學雜誌
巻号頁・発行日
vol.86, no.1, pp.67-69, 1965
被引用文献数
1

塩素量測定の国際方式は標準海水を用いるMohr法銀滴定であるが,これまでそれについての詳しし滴定誤差の検討が行なわれていなかった。著者らは塩化ナトリウムと硝酸銀の濃度を種々に変えて滴定誤差を求め, Cl<sup>-</sup>の濃度が大きくなるにつれて誤差は大きくなるが,硝酸銀の濃度には関係しないことを見いだした。この誤差が塩素量決定にいかなる影響を与えるかを見るために標準海水を標準とする場合の誤差を理論的に求めたが,それらの滴定誤差が許容誤差&plusmn;O.01&permil;の範囲内におさまることがわかった

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