著者
藤永 太一郎 高木 修
出版者
The Chemical Society of Japan
雑誌
日本化學雜誌
巻号頁・発行日
vol.87, no.2, pp.142-143,A8, 1966
被引用文献数
1

塩素量測定の国際方式は滴定の方法としてMohr法銀滴定を定めているが,わが国ではFajans法も採用されている。しかしFajans法による滴定誤差は広い範囲の塩素量については検討されていなかった。著者らはこの滴定誤差を種々の濃度の塩化ナトリウム溶液を用い電位差法と比較することによって求めたが,その結果精度確度ともにMohr法より高く塩素量の誤差は偏差も含めて許容値の範囲内にあることがわかった。

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