著者
岩月 矩之 高橋 浩子 村上 衛
出版者
日本臨床麻酔学会
雑誌
日本臨床麻酔学会誌 (ISSN:02854945)
巻号頁・発行日
vol.9, no.3, pp.218-223, 1989

下腹部及び下肢の手術患者35名を対象として, 脊椎麻酔用0.5%等比重及び高比重ブピバカイン液と0.5%等比重テトラカイン液を用いて脊椎麻酔を行った. 麻酔効果発現時間, 無痛域の広がりは高比重ブピバカイン液が等比重ブピバカイン液に比べて早かった. 麻酔持続時間は等比重ブピバカイン液が3~4時間と高比重ブピバカイン液よりも約1時間長く, また運動神経麻痺の程度も強かった. 血圧下降の程度は等比重液の方が軽度であった. 0.5%等比重ブピバカインと0.5%等比重テトラカインとの比較では, その効果に有意差はみられなかった.

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