著者
後藤 昭
出版者
The Association for Plant Protection of Kyushu
雑誌
九州病害虫研究会報 (ISSN:03856410)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.78-80, 1971
被引用文献数
3

1)熊本県,大分県にまたがる阿蘇九重地区6ヵ町村の調査で,標高650m以上の高原の自然草地9地点,入工草地(耕起造成草地)4地点から得られたネコブセンチュウは,ことごとくキタネコブセンチュウであった。熊本県阿蘇郡小国町の三共牧場における集中調査でも,検出されたネコブセンチュウはすべてキタネコブセンチュウであった。このことは,ネコブセンチュウ数種の分布する,九州の低地の畑地,草地にくらべて特異である。<BR>2)その原因を考察し,気候(温度の)の影響によるものであろうとしたが,なお検討の余地がある。前記の阿蘇九重地区の高原草地の年平均気温は12℃以下である。

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