著者
山田 幸二 中村 延生蔵
出版者
公益社団法人 日本栄養・食糧学会
雑誌
栄養と食糧 (ISSN:00215376)
巻号頁・発行日
vol.25, no.6, pp.466-471, 1972
被引用文献数
2

白ネズミに野沢菜漬, タカ菜漬を投与し食飼性の光過敏症について検討した。<BR>(1) 野沢菜漬, タカ菜漬を投与しTL, FLを照射すると死亡, 体重減少, 耳や背の部分の壊死の現象, すなわち光過敏症がみられた。<BR>(2) 漬物から分離した光過敏症原因物質の投与による生物試験の結果は, 経口投与で10mg/体重100g以上, 腹腔内投与で5mg/体重100g以上で致死効果がみられた。<BR>光過敏症原因物質はPC, 吸収スペクトル等からヘオホーバイドaと推定した。

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