著者
丸山 圭右
出版者
The Ichthyological Society of Japan
雑誌
魚類学雑誌 (ISSN:00215090)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.65-69, 1956

SCHULTZ (1938) によると世界産テンガンムネエソ (<SUB>Argyropelecus</SUB>) 属魚類は7種類に同定され, その1種テオノエソ (<I>A. sladeni</I> REGAN) が南日本沖から発見されている。又松原 (1955) によるともう1種テンガンムネエソ (<I>A.hemigymus</I> Cocco) が明神礁から知られている。然しこの外の種類は未だ日本近海からは採集されていない様である。<BR>最近筆者は当所に於いて集あられた深海魚の標本を調べて本属魚類の2種と同定されるものを発見した。<BR>本研究に当り貴重な文献の貸与閲読を許され且報文の御校閲を戴いた東海区水産研究所阿部宗明博士並に文献の閲覧に種々便宜と協力をおしまれなかった東海区水産研究所矢島信一技官に深い感謝の意を表すると共に写真撮影に助力を与えられた当所渡辺光男技官に謝意を表する。

言及状況

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こんな論文どうですか? 東北近海の深海魚の稀種I.テンガンムネエソ屬 (ムネエソ科) 魚類の2種(丸山 圭右),1956 https://t.co/dxd0j4Gjnr SCHULTZ (1938) によると世界産テンガンムネエソ (<SUB>Ar…

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