著者
明仁親王 目黒 勝介
出版者
The Ichthyological Society of Japan
雑誌
魚類学雑誌 (ISSN:00215090)
巻号頁・発行日
vol.22, no.3, pp.127-142, 1975-12-29 (Released:2010-06-28)
参考文献数
28

フタゴハゼGlossogobius giuris (Hamilton) と見なされていたウロハゼ属の1型は新種と認められたのでG.aureus (新称: コンジキハゼ) として記載した.本種の最も重要な特徴は孔器の配列にある.ウロハゼ属の他の種と比較し, その特徴を明らかにした.
著者
宗原 弘幸 高野 和則 古屋 康則
出版者
The Ichthyological Society of Japan
雑誌
魚類学雑誌 (ISSN:00215090)
巻号頁・発行日
vol.37, no.4, pp.391-394, 1991-02-28 (Released:2010-06-28)
参考文献数
13

交尾型カジカ, イソバテングBlepsias cirrhosusの配偶子がいつ, どこで会合し受精開始するかを明らかにした.排卵した雌の卵巣腔から卵と卵巣腔液を取り出し, 一部の卵を海水または卵巣腔液に浸し, 24時間後にそれぞれの胚発生状態を観察した.その結果, 海水中の卵のほとんどは胚発生を開始していたが, 卵巣腔液中の卵は全く発生しなかった.しかし, これらの未変化の卵を海水に移すと, その多くが胚発生を開始した.また, 海水に浸す前の卵を光顕観察した結果, 多数の精子が卵門管内に侵入しているものの, 卵細胞質内への貫入は認められず.卵も第二減数分裂の中期にとどまっていることが確認された.以上の結果から, 本種では体内で両配偶子の会合は終えているが, 受精は産卵後海水中で開始することが明らかとなった.
著者
松本 清二 岩田 勝哉
出版者
The Ichthyological Society of Japan
雑誌
魚類学雑誌 (ISSN:00215090)
巻号頁・発行日
vol.44, no.1, pp.35-41, 1997-05-26 (Released:2010-06-28)
参考文献数
13
被引用文献数
1

Paternal egg guarding and mouthbrooding of larvae and juveniles were observed in the swamp-eel, Monopterus albus. In aquaria, the male guarded and cared for eggs in the bubble nest floating inside a plastic tube (5 cm in dia-meter, 50 cm in length). It was suggested that spawning and fertilization occurred outside the nest tube, and that the male carried the fertilized eggs (ca. 4 mm in diameter) in his mouth and inserted them into the bubble mass. Until the hatching of larvae (7-8 days after spawning), the male frequently added fresh bubbles into the bubble mass. As soon as the larvae (18-21 mm in TL) hatched and emerged from the bubble nest, the male sucked them into his mouth. Fifty juveniles (32-37 mm in TL) and two yolk-sac larvae (22 mm in TL) were released from the mouth of a male collected from a natural habitat. Those juveniles were retrieved by the male, some of them voluntarily returning to the male's mouth. The mouthbrooding male frequently performed pumping behavior (i.e., inflating and deflating the buccopharyngeal cavity), thereby acquiring to take fresh air. Eggs removed from the bubble nest successfully hatched only when directly exposed to aeration. In addition, only about 40% of the hatched larvae survived more than 10 days when they were kept in well-aerated water without the male parent. These suggest that both the bubble nest and mouthbrooding are indispensable for successful development and survival of eggs and larvae in this species, which inhabits swamps and paddy fields.
著者
渡辺 勝敏 前田 洋志
出版者
The Ichthyological Society of Japan
雑誌
魚類学雑誌 (ISSN:00215090)
巻号頁・発行日
vol.41, no.4, pp.409-420, 1995-02-21 (Released:2010-06-28)
参考文献数
23

遺伝学的に別種であることが示されている日本産ギギ科魚類2種, Pseudobagrus aurantiacus (Temminck and Schlegel) (アリアケギバチ) とそのシノニムとして扱われてきたP. tokiensis Döderlein (ギバチ) について, 模式標本を含む多数の標本を基に両種を再記載し, 形態比較を行った.その結果, P. aurantiacusは, より高い背鰭, 胸鰭棘前縁を広く覆う顕著な鋸歯列, 外向きの1-3歯を伴うより高密度な同後縁鋸歯列, より幅広い上後頭骨突起, 上後頭骨突起と同程度の長さの大きな上神経骨, 幅広い擬鎖骨後方突起 (後端>20°), 外翼状骨から大きく離れた舌顎骨前縁より明瞭な若魚の体斑パターン, 等によってP. tokiensisから区別された.
著者
向井 貴彦 西田 睦
出版者
The Ichthyological Society of Japan
雑誌
魚類学雑誌 (ISSN:00215090)
巻号頁・発行日
vol.50, no.1, pp.71-76, 2003-05-23 (Released:2010-06-28)
参考文献数
24
被引用文献数
1

Phylogenetic relationships among 4 major geographic population groups (San-in-Biwa-Ise, East Seto, West Seto and West Kyushu) of Japanese freshwater goby Odontobutis obscura (Perciformes: Gobioidei: Odontobutidae) and related species O. hikimius were inferred from partial nucleotide sequences of the mitochondrial 12S and 16S rRNA genes. The resultant mitochondrial DNA (mtDNA) phylogeny was consistent with that based on the previous allozyme analysis. This phylogeny showed that specimens from the Sagami River system in Kanagawa Prefecture, Kanto District, were extremely close to fish from the West Seto group, suggesting the formers to have been descended from individuals artifi-cially introduced from the range of the latters. Judging from the fact that about 40 individuals of the goby were easily collected by a person in 2 hrs, the Kanto popu-lation did not seem to be small, and thus might be disturbing the native fauna in the river system.
著者
渡辺 勝敏 森 誠一 名越 誠 田 祥麟 清水 義孝
出版者
The Ichthyological Society of Japan
雑誌
魚類学雑誌 (ISSN:00215090)
巻号頁・発行日
vol.39, no.2, pp.157-162, 1992-09-15 (Released:2010-06-28)
参考文献数
11

日本の伊勢湾周辺に局在するネコギギCoreobagrus ichikawaiは, 韓国に分布するウサギギギC. brevicorpusとの核型の相違が報告されているが, 過去にはその形態的類似性から, 独立した種としての有効性が疑われることがあった.櫛田川と田切川 (員弁川水系) 産のネコギギ32個体, および南江 (洛東江水系) 産のウサギギギ35個体について, 計数および計量的な合計18形質を比較した.その結果, 臀鰭軟条数, 鰓耙数, 体高比, 眼径比, および頭部と各鰭の大きさや形など, 多くの形質で有意な差異が認められた.さらに, 胸鰭棘前縁の鋸歯の形状や固定標本の色彩にも差異が認められた.また, 体長約50mmを越えた個体については, 両者を識別する際に相体成長をほとんど無視できることがわかった.一方, Jayaram (1966) が記載したC. okadaiは, C. ichikawaiのシノニムと判断された.
著者
山根 英征 横山 正 長田 芳和 山田 卓三
出版者
The Ichthyological Society of Japan
雑誌
魚類学雑誌 (ISSN:00215090)
巻号頁・発行日
vol.51, no.2, pp.135-147, 2004-11-25 (Released:2010-06-28)
参考文献数
18
被引用文献数
5

The reproductive ecology and early life history of the bagrid catfish, Pseudobagrus nudiceps, were investigated in the field and laboratory. The species reproduced between late June and early August in a tributary of the Kinokawa River, Wakayama Prefecture. During the reproductive period, large mature males maintained a territory around crevices along shoals and banks. Mating behavior was observed there and in an aquarium, the field observations being the first for any Asian bagrid. When a female visited a male's territory, a series of behavioral activities, including courting, embrace and egg-stirring by the female were observed. Females (115-137mm SL) produced 1200-3000 developed ovarian eggs, apparently spawning in the nests of several males. Parental males cared for the eggs by fanning and cleaning, using the pectoral and pelvic fins, and displayed aggressive behavior against fish approaching the nest. Spawned eggs were adhesive and between 2.5-2.7mm in diameter. The eggs hatched 2.5-3 days after fertilization at an average water temperature of 26°C. At 2 days posthatching, the larvae began to move at night, leaving the nest after 7 days. Brood parasitism by the Japanese minnow, Pungtungia herzi, was frequently observed in the nests of Pseudobagrus nudiceps.
著者
河野 博
出版者
The Ichthyological Society of Japan
雑誌
魚類学雑誌 (ISSN:00215090)
巻号頁・発行日
vol.31, no.3, pp.268-286, 1984-11-20 (Released:2010-06-28)
参考文献数
50

ウロコマグロの骨格系を記載した. それに基づいて, スズキ目に属する9科との比較を行い, ウロコマグロの系統的位置を考察した.ウロコマグロはサバ科魚類の特徴とみなされた13形質のうち12形質を保有していた.これに対して, サバ科以外のスズキ目魚類では, ウロコマグロとだけ共有されている形質はシイラ科の節骨以外に見出すことはできなかった.さらに, ウロコマグロには15の特異な形質が認められた.これらの形質は主に頭部に集中しており, これらの形質に基づいて単一の科を提唱することは本質的ではないと判断した. 以上のことから, ウロコマグロはサバ科に属すると結論した.ウロコマグロと他のサバ科魚類を比較すると, ウロゴマグロにはサバ科の原始的・派生的形質がモザイク状に分布していることが判明した. 先に述べた15の特異形質とサバ科魚類の形質状態がモザイク状に分布していることから, ウロコマグロは早い時期にサバ科の主幹から分化して独自の特化方向へむかったものと推論した.
著者
Takaaki Shimizu Nobuhiko Taniguchi Nobuhiko Mizuno
出版者
The Ichthyological Society of Japan
雑誌
Japanese Journal of Ichthyology (ISSN:00215090)
巻号頁・発行日
vol.39, no.4, pp.329-343, 1993-02-15 (Released:2011-07-04)
参考文献数
40

河川陸封性魚種であるカワヨシノボリの地理的変異を, アイソザイム分析を用いて23遺伝子座について検証した.各河川の集団間の遺伝的分化は回遊性魚種や周縁性魚種のそれと比べると人きな値をとり, この差は本種の生態学的特性を反映しているものと考えられる.遺伝子組成の相違により, 本種の集団は5つのグループに大別された.21集団から成る最も大きなグループ (グループ3) は瀬戸内海を中心に分布し, 6集団からなる, 濃尾平野を中心に分布する第2のグループ (グループ2) とは鈴鹿山脈によって隔てられていた.両グループ内の遺伝的分化の程度は共に小さかった (平均遺伝的距離: 0.02-0.04).本種の分布域の東限に分布する第3のグル― プ (グループ5) は他のグループとの間だけでなく, グループ内においても遺伝的に最も大きく分化していた.残る2つのグループ (グループ1と4) は, 各々, 単一の集団からなるグループと, 遺伝的に類似するが地理的な近似性の無い3集団からなるグループであった.本種の現在の分布は洪積世以降の日本列島の地史を反映しているものと考えられる.
著者
明仁親王 目黒 勝介
出版者
The Ichthyological Society of Japan
雑誌
魚類学雑誌 (ISSN:18847374)
巻号頁・発行日
vol.34, no.4, pp.409-420, 1988

ロクラハゼ属の2種キマダラハゼ<I>Astrabe flavima-culata</I>とシマシロクラハゼ<I>A. fasciata</I>を新種として記載し, シロクラハゼ属の模式種であり, 今まで知られていた唯一の種であるシロクラハゼ<I>A. lactisella</I>についても前2種と比較して再記載した.キマダラハゼは日本産魚類大図鑑の中でキマダラハゼ<I>Astrabe sp</I>.として明仁親王 (1984) が解説を付したものである.キマダラハゼはシロクラハゼとは眼の上縁にある皮摺の上後部が突出しないこと, 縦列鱗数が少ないこと, 第1背鰭前方と腹部に鱗があること, 胸鰭基部を通る白色横帯の幅が狭いこと, 生時には胸鰭基部を通る白色横帯を除き, 暗褐色地に黄色模様が見られることによって区別される.シマシロクラハゼはシロクラハゼとは横列鱗数が少ないこと, 体側の鱗のある部分の幅が狭いこと, 胸鰭基部を通る白色横帯の幅が狭いこと, 第1背鰭前部から体の腹側に向かう白色横帯があることによって区別される.この度の標本の調査により, Snyder (1912) が記録した種子島産の<I>A. lactisella</I>はキマダラハゼであり, 本間・田村 (1972) が記録した佐渡島達者産のシロクラハゼはシマシロクラハゼであることが判明したので, これらの標本はそれぞれの種の副模式標本とした.また道津.塩垣 (1971) がシロクラハゼとして扱ったものの中, 標本を調べることが出来た鹿児島県馬毛島産のものはキマダラハゼであった.長崎県野母崎産の標本は図から判断するとシマシロクラハゼと考えられる.明仁親王 (1984) のシロクラハゼとキマダラハゼの解説は訂正しなければならない.
著者
水口 憲哉
出版者
The Ichthyological Society of Japan
雑誌
魚類学雑誌 (ISSN:00215090)
巻号頁・発行日
vol.17, no.4, pp.173-178, 1970-12-25 (Released:2010-06-28)
参考文献数
10

秋川におけるオイカワ (Zacco platypus) の卵の生産について以下の点を明らかにした.1) 卵巣の重量および長さにおける増加は, 4月から6月にかけて急激におこり, 重量はその後7月, 8月と徐々に減少し9月には3月の状態にもどる.これにともない, 体重の増加およびその後の減少, 消化管内容物重量の増加がみられた.2) 1966年6月, 東秋留においては, 孕卵数 (F) と全長 (L (mm)) との間には, logF=-2.80+2.84logLなる関係がみられ, 投網で採集されたオイカワの雌100個体当りの孕卵量は約38, 000粒と推定された.3) 雌100個体当りの孕卵量はその後, 7月約24, 000粒, 8月約9, 000粒と減少してゆき, 潜在的な産卵能力を3ヶ月間にわたって維持していたと考えられる.
著者
張 峰 尾城 隆 隆島 史夫
出版者
The Ichthyological Society of Japan
雑誌
魚類学雑誌 (ISSN:00215090)
巻号頁・発行日
vol.39, no.2, pp.151-155, 1992-09-15 (Released:2010-06-28)
参考文献数
14

天然雌性発生3倍体性ギンブナの再生産機構を解明するために, その卵形成過程の電顕および光顕観察を行うとともに, ゲル電気泳動法により母子間のアイソザイムパターンの変異を分析した.その結果,(1) ギンブナ卵形成過程の第1減数分裂の前期に, 相同染色体問の対合を示すシナプトネマ構造が観察され,(2) 母子間のPGMアイソザイムパターンに少数例ながら明らかな相違が認められた.従って, ギンブナの相同染色体間において, 少なくとも部分的には対合と乗換えが起こるものと推察された.
著者
Zaiser Martha J. Moyer Jack T.
出版者
The Ichthyological Society of Japan
雑誌
魚類学雑誌 (ISSN:18847374)
巻号頁・発行日
vol.28, no.1, pp.95-98, 1981

三宅島沿岸で観察されたエソ科魚類<I>Synodus ulae</I>の産卵行動について報告する.本科魚類の産卵習性は未知であった.本種の産卵は1980年9月7日18時04分に三宅島伊ケ谷湾水深14mで観察された.産卵時の水温は29℃, 潮流はほとんどなかった.彦卵は雌雄一対 (全長約20cm) によってなされたが, 雌雄の外見による識別は困難であった.雌雄は海底から約1m上昇し体側または腹部を互いに接触させたまま約4m急上昇して旋回し, 雌雄別々に海底に戻る.急上昇の頂点で産卵が行われ雲状の生殖体が多量に放出される.産卵観察は1例だけであったが, 求愛行動はしばしば目撃された.即ち雌雄が砂底上に体を接触させて静止し, 雄はときどき咽喉部をふくらませて雌の周囲をまわる.薄暮時の急上昇による本種の産卵行動は産卵時の捕食圧を防ぐための適応と考えられ, この点について論議を行った.
著者
Shepard John W. Meyer Katherine A.
出版者
The Ichthyological Society of Japan
雑誌
魚類学雑誌 (ISSN:18847374)
巻号頁・発行日
vol.25, no.3, pp.159-164, 1978

伊豆諸島の三宅島から得られたべラ科の1新種ウスバノドグロベラ<I>Macropharyngodon moyeri</I>を記載した.本種は<I>M. kuiteri</I>以外の同属の既知種とは, 歯が扁平であることと, 背鰭と臀鰭の条数が12本といずれも1本多いことで識別できる.<I>M. kuiteri</I>万とは色彩および各側線鱗の各部開孔数で区別される.
著者
Moyer Jack T. Zaiser Martha J.
出版者
The Ichthyological Society of Japan
雑誌
魚類学雑誌 (ISSN:18847374)
巻号頁・発行日
vol.28, no.4, pp.466-468, 1982

1980年8月15日16時30分, 三宅島の水深12mの地点で全長約90cmの2尾のウツボ<I>Gymnotborax kidaka</I>が産卵しているのを観察した.両者は尾部をゆるくからませていたが, 突然腹部を押しつけ合ってから離れた.その瞬間精子による水の白濁が観察された.卵は直径約2mmの丸い浮性卵で, 親魚による卵の保護は観察されなかった.1980年7月29目19時30分には, 岸近くの水深2.5mの地点で, 全長約25cmの<I>Uropterygtus necturus</I>4尾が群がって行動しているのを観察した.これは産卵直前の行動と思われた.
著者
川口 弘一 河村 章人
出版者
The Ichthyological Society of Japan
雑誌
魚類学雑誌 (ISSN:18847374)
巻号頁・発行日
vol.28, no.2, pp.169-170, 1981

南鳥島の東北東500kmの海域で獲れたニタリクジラの胃内よリハダカイワシ科ハダカイワシ属の稀種<I>Diaphus bertelseni</I>の雄の1成熟個体が得られた.本種は大西洋の熱帯亜熱帯海域から報告があるが, 太平洋からはハワイ沖の報告があるのみである.とくに親魚の採集例が極めて少なく, 地理分布, 形態変異の幅等の知見が限られている.そこで従来の報告と比較しつつ記載を行い, 従来報告のなかった特徴についても言及した.
著者
Moyer Jack T.
出版者
The Ichthyological Society of Japan
雑誌
魚類学雑誌 (ISSN:18847374)
巻号頁・発行日
vol.21, no.1, pp.34-36, 1974

1973年8月24日~28日に三宅島でニシキベラの産卵行動を観察した.産卵行動は毎日午前10時までに終了した.水温は27℃ であった.産卵に際しては岩の近くに多数の個体が群がり, 海底から30~40cmほどのところに泳ぎ上っては生殖物質を放出するのが観察された.
著者
水澤 信之 福井 篤
出版者
The Ichthyological Society of Japan
雑誌
魚類学雑誌 (ISSN:00215090)
巻号頁・発行日
vol.56, no.2, pp.149-152, 2009

An opisthoproctid fish, Dolichopteryx parini, was reported for the first time from Japanese waters, on the basis of a single specimen collected off the Pacific coast of Aomori Prefecture. The species has previously been recorded from the northern part of the Sea of Okhotsk, and other northern and eastern regions in the North Pacific Ocean. The Aomori specimen represents the southernmost record of the species.
著者
中務 康生
出版者
The Ichthyological Society of Japan
雑誌
魚類学雑誌 (ISSN:18847374)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.59-63, 1965

サケの両性生殖巣について, 組織学的観察を行い, あわせてその成因についての若干の考察を行った。<BR>両性生殖巣の成因は明らかではないが, 組織学的に精巣, 卵巣の境界部が同一被膜であること, また卵の吸牧崩壊の過程現象, 及び精子形成の過程がみられたことは, 先ず卵巣として発生したものが, 後に何らかの要因, 多分山本 も述べているように, 雌性因子と雄性因子の量的関係より雄性に移行しつつある過程のものだろうと推論したい。
著者
須賀 潮美 須之部 友基
出版者
The Ichthyological Society of Japan
雑誌
魚類学雑誌 (ISSN:18847374)
巻号頁・発行日
vol.50, no.2, pp.137-140, 2003

Abstract The habitat utilization by <I>Halichoeres tenuispinni</I>s and <I>Stethojulis in-terrupta terina</I> (Labridae) on a rocky reef at Izu Ocean Park, the east coast of Izu Peninsula, Japan is described. A total of 17 labrid species was observed by monthly observations from August, 2000 to August, 2001. <I>H. tenuispinnis</I> and <I>S. i. terina</I> were abundant, comprising 54% and 23% of the 3, 464 labrid sightings, re-spectively. Both species occurred equally over areas of boulders, rocky flat, rocky slope, rocky-sand and sand. However, observations on feeding behavior revealed significant differences between the species in their utilization of microhabitats on each bottom condition.