著者
吉岡 直範 佐藤 宏
出版者
The Society of Polymer Science, Japan
雑誌
高分子化學 (ISSN:00232556)
巻号頁・発行日
vol.26, no.293, pp.644-650, 1969
被引用文献数
2

等温結晶化したポリエチレンテレフタレートの球晶構造を小角光散乱, 光学顕微鏡および密度測定により検討した。試料には結晶化温度および時間を変えたものを用いた。結晶化温度110℃から140℃までの領域では通常の光散乱理論により説明される散乱像を得たが, 140℃以上の領域では四つ葉のクローバー像で代表される典型的な球晶による散乱の他に散漫な散乱や, あるいは新しい散乱像も見られた。結晶化条件, 配向度あるいは分子量およびジエチレングリコール含有率といったポリマー特性によっても散乱像は影響を受けるがポリエチレンテレフタレート球晶の構造は, その散乱像から理解できる。

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こんな論文どうですか? ポリエチレンテレフタレートの結晶化(吉岡 直範ほか),1969 https://t.co/7fuTxNcLbK 等温結晶化したポリエチレンテレフタレートの球晶構造を小角光散乱, 光学顕微鏡および密度測定により検討した。試料に…
こんな論文どうですか? ポリエチレンテレフタレートの結晶化(吉岡 直範ほか),1969 https://t.co/0o1qrmeHeq 等温結晶化したポリエチレンテレフタレートの球晶構造を小…

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