著者
伊達 郁子 江後 迪子
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
家政学雑誌 (ISSN:04499069)
巻号頁・発行日
vol.35, no.8, pp.569-572, 1984

1) 野菜を切断後水浸することによりV.Cの損失が認められ, 組織の破壊度が大きいほど, 損失も大きかった.<BR>2) 野菜を切断後水浸することによって失われるTAA量は水浸10分間でそのほとんどが溶出した.<BR>3) だいこんを切断処理後室温に放置した場合は, 水浸したときに比べて残存率が高く, 放置した場合の空気による酸化よりも水溶液中への溶出が大きいことが認められた.<BR>4) 銅製おろし金と磁製おろし器の両者を用いて調製した, だいこんおろしのTAA量はほぼ同一であり, 今回用いた銅器具によるV.Cの損失はなかった.

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