著者
日下部 伸 森尾 敏 兵動 正幸 村田 秀一
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集 (ISSN:02897806)
巻号頁・発行日
vol.1996, no.541, pp.223-232, 1996

本研究では先ず, 既存の基準化された比較的簡単な二つの試験法 (ふるい分析と最小密度試験) を組合わせた簡便な方法で砂粒子表面形状を定量的に評価する方法を提案した. 次いで, 粒子表面のぎざの程度が異なる典型的な3種類の砂を対象に, 単調載荷とひずみ振幅漸増方式の繰返し非排水ねじり単純せん断実験を実施し, 変相線と破壊線の相違を調べた. その結果, 砂粒子表面形状の相違は, 変相線の差異として現れ, これが液状化に対するねばりに関係すること, 及び提案した正規化最大間隙比による定量化法は, ぎざの程度により異なる繰返し載荷時の変相線の応力比や変相時に動員される摩擦角を評価する指標として有用であることが明らかになった.

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こんな論文どうですか? 砂粒子表面形状が非排水ねじり単純せん断時の変相線と破壊線に及ぼす影響(日下部 伸ほか),1996 https://t.co/B2k1x0aAcu 本研究では先ず, 既存の基準化された比較的簡単な二つの試験法 (ふるい分析と最…

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