著者
風間 隆宏 中村 隆 伊藤 敏朗 大塚 浩二 佐藤 勝弘 今津 雄吾
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
海岸工学論文集 (ISSN:09167897)
巻号頁・発行日
vol.53, pp.1356-1360, 2006
被引用文献数
5

津波による船舶被害軽減のための避難海域設定手法について検討を行った. まず, 中央防災会議各専門調査会によって公開されている「海岸での津波高さ」を用いて, 簡易的に避難海域水深を設定する手法を提案し, 気仙沼湾を対象とした津波シミュレーション結果と比較した結果, その妥当性を確認した. また気仙沼湾において避難海域への到着可否を検討した結果, 湾奥部から避難の場合は, 避難海域に到達する前に津波に遭遇する可能性があることが認められた. さらに人命第一を考えた船舶避難行動に関する考え方を提示し, 避難海域及び避難行動のルールは地域の実情を踏まえ関係者が協議し設定することの重要性を指摘した.

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こんな論文どうですか? 津波による船舶被害軽減のための避難海域に関する検討(風間 隆宏ほか),2006 https://t.co/Gwe3mtqRim 津波による船舶被害軽減のための避難海域設定手法について検討を行った. まず, 中央防災会議各専門…
こんな論文どうですか? 津波による船舶被害軽減のための避難海域に関する検討(風間 隆宏ほか),2006 https://t.co/wqupygHHye

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