著者
野中 浩一 山口 正隆 大福 学 畑田 佳男
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
海岸工学論文集 (ISSN:09167897)
巻号頁・発行日
vol.53, pp.146-150, 2006

台風の期間別発生特性に着目して作成した4種類の確率的台風モデルに基づく波高の極値推定システムを気圧と海上風・波浪のシミュレーションに適用し, 得られた台風属性の平均値や確率気圧および確率波高の特性を既往台風資料に対応する結果との比較を含めて検討した. その結果, 各モデルは台風属性や確率気圧に識別可能な差をほとんど生じないが, 確率波高に有意な差を生じ, 既往台風資料に対応する結果との類似性からみて, 季節別モデルがより適切であることや, 確率的台風モデルにおける気圧分布モデルや台風の移動・発達モデルの拡張は既往台風資料に基づく確率波高に対する本システムの再現性を向上させることを示した.

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (2 users, 3 posts, 0 favorites)

2 2 https://t.co/4vs0hZUfRh
1 1 https://t.co/77V615lfrX
こんな論文どうですか? 確率的台風モデルを用いた波高の極値推定システムの相互比較(野中 浩一ほか),2006 https://t.co/fk8wHWWeVu

収集済み URL リスト