- 著者
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西宮 仁
- 出版者
- Japanese Society of National Medical Services
- 雑誌
- 医療 (ISSN:00211699)
- 巻号頁・発行日
- vol.59, no.9, pp.477-481, 2005
進行性核上性麻痺(PSP)の診断上, 画像所見は有力な補助診断手段として用いられてきた. 主な所見としては, 頭部MRIにおいて認められる, 脳幹の中脳・橋被蓋部, ことに中脳吻側部の萎縮によって示されるハミングバードサイン, PVH等の大脳白質の異常信号, 頭部MRIおよびCTにて認められる第3脳室拡大, 四丘体槽拡大, シルビウス裂拡大, 前頭葉萎縮, 側脳室拡大, SPECTおよびPETにおける前頭葉の血流低下等が知られている.