著者
久次米 真吾 野呂 眞人 中島 香織 板倉 英俊 森山 明義 沼田 綾香 熊谷 賢太 酒井 毅 手塚 尚紀 中江 武志 原 久男 坂田 隆夫 杉 薫
出版者
公益財団法人 日本心臓財団
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.37, no.4, pp.97-107, 2005

<BR>【症例】33歳,女性.<BR>【主訴】動悸.<BR>【経過】生後より,全内蔵逆位・右胸心・右室性単心室・肺動脈弁狭窄症・共通房室弁閉鎖不全症と診断され,3歳時にBlalock-Taussig短絡術を,8歳時にWaterston手術を受けている.23歳時に心房内リエントリーを機序とする心房頻拍(AT)に対してカテーテルアブレーション(CA)を行い,以後,動悸は消失した.最近,週に1回程度の動悸を自覚するようになり来院,Holter心電図でQRS幅の狭い持続性頻拍を認めたため入院した.電気生理学的検査の結果,この頻拍は,前回と類似した房室接合部近傍を起源とするATであり,少量のATPで停止した,AT中の最早期興奮部位に通電したところ,通電中にATは停止し,その後は誘発されなくなった.<BR>【まとめ】成人期まで生存し得た右室性単心室症例に合併した,AT再発例に対するCA成功例を経験したので報告する.

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こんな論文どうですか? 第17回臨床不整脈研究会 アブレーション10年後に心房頻拍が出現した,全内臓逆位・右胸心・右室性単心室・肺動脈弁狭窄症・共通房室弁閉鎖不全症の1例(久次米 真吾ほか),2005 https://t.co/hbdTgHN9yk
こんな論文どうですか? 第17回臨床不整脈研究会 アブレーション10年後に心房頻拍が出現した,全内臓逆位・右胸心・右室性単心室・肺動脈弁狭窄症・共通房室弁閉鎖不全症の1例(久次米 真吾ほか),2005 https://t.co/cCamlhffKy

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