著者
蒔田 桂 畔柳 和士 安藤 文雄 纐纈 銃吾
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
日本化学会誌
巻号頁・発行日
vol.2001, no.10, pp.573-579, 2001
被引用文献数
3

簡便でかつアジドやリンのジハロ誘導体を用いることなく安全にイミノホスホランを合成する目的で,アルキルアミノホスホニウム塩の電解還元を行った.等モルの電気量を通電することにより一電子還元が起こり,<i>&alpha;</i>位の水素ラジカルが引き抜かれ,リンイリドおよびイミノホスホランが生成することを見いだした.この系にアルデヒドを共存させて得られる反応生成物を単離,同定した.アルキル置換基が電子供給基であるMe基ではイミノホスホランが定量的に得られた.一方,電子求引基を有するアルキル置換基の場合は,定量的にイリドのみを与えた.ベンジル基を有するホスホニウムイオンではWittig反応とAza-Wittig反応の両経路が進行し,相当する混合物を与えた.<br>

言及状況

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CiNii 論文 -  アルキルアミノホスホニウム塩の電解法によるホスホニウムイリドとイミノホスホランの選択的生成 https://t.co/rkjUH3QGqj #CiNii

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