- 著者
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中野 和弘
前川 孝昭
山沢 新吾
- 出版者
- The Society of Agricultural Structures, Japan
- 雑誌
- 農業施設 (ISSN:03888517)
- 巻号頁・発行日
- vol.13, no.1, pp.29-34, 1982
日本到着直後のとうもろこしの水分と穀温を統計的に検討した結果, 次の結論を得た。<br>(1) 穀温と水分の間には正相関があった。<br>(2) 米国からのとうもろこしの水分は非常に安定しており12.0~14.4% (w.b.) で, タイからの場合は12.4~21.6% (w.b.) とばらつきが大きかった。<br>(3) 穀温の上昇は高水分によって引起こされた可能性があることがわかった。<br>(4) 日本到着直後のとうもろこしの状態は, 穀温9.0~50.0℃, 水分11.0~21.6% (w.b.) の範囲にあった。