- 著者
-
元杉 昭男
- 出版者
- The Japanese Society of Irrigation, Drainage and Rural Engineering
- 雑誌
- 農業土木学会誌 (ISSN:03695123)
- 巻号頁・発行日
- vol.57, no.3, pp.179-184,a1, 1989
- 被引用文献数
-
1
土地利用型農業の生産性向上には経営規模の拡大ばかりでなく, 新技術を駆使した大区画圃場整備も重要な意義を有する。大規模農家は経営規模に対して意欲的であるとともに, 圃場の大型化に興味をもっている。<BR>事業を推進してゆくためには, 農地の流動化を促進し, 新しい施行技術・営農技術の開発を急ぐとともに, 技術吸収力と経営感覚にすぐれた担い手農家の育成が大切である。<BR>また, 今後の課題として, 小規模農家を事業の中にどう組入れてゆくかが技術開発の課題となるものと思われる。