著者
湊 信也
出版者
気象庁気象研究所
雑誌
気象研究所研究報告 (ISSN:0031126X)
巻号頁・発行日
vol.48, no.3, pp.79-88, 1998
被引用文献数
5

&sigma;-座標系で書かれているプリンストン・オーシャン・モデル (POM) を使って、土佐湾 (最大水深4800m) でおきた高潮の数値シミュレーションを行った。その結果、より細かい鉛直解像度やより強い成層をもつモデルでは、ピークサージが少しだけ大きくなることがわかった。鉛直混合のスキームの影響についても調べた。<br> 運動方程式における力の釣り合いを調べた結果、簡単な線形の力のバランスによって解像度によるピークサージの違いを定量的に説明することができた。

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