著者
永田 耕司
出版者
紙パルプ技術協会
雑誌
紙パ技協誌 (ISSN:0022815X)
巻号頁・発行日
vol.65, no.1, pp.58-61, 2011

2009年,日本製紙は,オーストラリアを本拠地とする世界有数の紙専門商社PPX社の子会社であるオーストラリアンペーパー社の全株式を取得する株式売買契約をPPX社と締結し,同年6月に株式取得完了,オーストラリアンペーパー社は日本製紙グループの一員となった。<BR> オーストラリアンペーパー社は,オーストラリア最大の印刷用紙メーカーとして50年以上の歴史を持つ。主力ブランドであるコピー用紙「Reflex&reg;」は,オーストラリアにおいて約60%のシェアを有している。そのメアリーベール工場は,オーストラリア大陸南東部のビクトリア州にあり,メルボルンの東約160kmに立地している。現在,洋紙生産能力は5台の抄紙機で年産約57万t(日産約1,600t),パルプ生産能力は,LBKPとNUKP,NSSCの3系列で日産約1,400tである。パルプ製造設備は,約3億4千万豪ドル(約270億円)を投じた生産能力増強を含む大規模工事が2008年12月に完成したばかりで,LBKP工程はオゾンECF漂白を採用した最新設備が導入された。

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こんな論文どうですか? オーストラリアンペーパー社の紹介:―メアリーベール工場の概要―(永田 耕司),2011 https://t.co/ghLl4MxqKv 2009年,日本製紙は,オーストラリアを本拠地とする世界有数の紙専門商社PPX社の子会社…

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