著者
内海 雅路
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集
巻号頁・発行日
vol.2008, pp.28-28, 2008

本研究は、コモディティ化という課題が進行する商品市場における解決策に関する研究である。研究をすすめる上で、競争戦略、製品概念、差別化戦略などの先行研究を整理し、製品に内在する価値の分類を試みる。また、主体が提供する価値を客体に伝達する接点(=顧客接点)を整理し、コモディティ化の課題が顧客接点を軸に再考できるような概念導出を図る。あらゆる顧客接点を通じた事業活動を実施することにより、主体の提供する製品・サービスの便益を客体に伝達できると考えた。 価値を付与することによって競合との差別化を図ることは、市場活性化に繋がる手段であると考えるが、「付与」は、その価値を客体が便益として認識してはじめて有用である手法であると考える。故に、本研究は「付与」に加え、「伝達」に関する検討を試みるものとしたい。

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