著者
杉山 博一 後藤 茂
出版者
公益社団法人 地盤工学会
雑誌
地盤工学研究発表会 発表講演集
巻号頁・発行日
vol.39, pp.1695-1696, 2004

設計時におけるトンネルに作用する浮力の取り扱いは、安全側と便宜を考え、鉛直方向の水圧の差を浮力とし、トンネル上半部に鉛直荷重として入力している。しかし、トンネルの大断面化に伴い、より合理的な設定方法が必要となってきてる。そこでトンネルが剛体的に浮上するという前提においてトンネル上半の地盤反力としての土圧の増加分と、トンネル下半の土圧の減少分の和によって浮力がキャンセルされると考え、慣用計算法を応用したモデル化を試みた。この方法による地盤反力の分担比率を変えた試算結果と現場の覆工応力の計測結果を比較したところ、上半の地盤反力の増加分と、下半の土圧の減少分が同じと考えた場合に計測結果と一致した。

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こんな論文どうですか? 地盤反力の変化に期待した設計時トンネル浮力の設定方法の検討(杉山 博一ほか),2004 http://t.co/qsnZvXKjk1
こんな論文どうですか? 地盤反力の変化に期待した設計時トンネル浮力の設定方法の検討(杉山 博一ほか),2004 http://t.co/qsnZvXKjk1

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