著者
安部 能成
出版者
THE JAPAN SOCIETY FOR CLINICAL ANESTHESIA
雑誌
日本臨床麻酔学会誌 (ISSN:02854945)
巻号頁・発行日
vol.34, no.5, pp.715-721, 2014

緩和ケアとは,命を脅かす病気に付随した問題に直面した患者,および患者家族の人生のQOLを改善する方法,といわれている.これは,身体的,心理社会的,スピリチュアルな次元への広がりを持つため,その対応には複数の専門職によるチーム医療が必要である.日本緩和医療学会の調査によれば,全国から480以上の緩和ケアチームの登録があるが,そのメンバーは医師,看護師,薬剤師,MSW,リハビリテーション専門職,栄養士,臨床心理士,歯科医・歯科衛生士となっている.そこでのリハビリテーション専門職の役割は,その日が訪れるまで最大限のADL,およびQOLの維持に努めることであり,目的において緩和ケアの定義と同一であるが,手段において異なる.

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