著者
Scott Danny W. Miller Jr. William H.
出版者
Japanese Society of Veterinary Dermatology
雑誌
獣医臨床皮膚科 (ISSN:13476416)
巻号頁・発行日
vol.19, no.4, pp.203-210, 2013
被引用文献数
10

48例の猫が食物アレルギー性皮膚炎と診断された。過去15年において本症と診断された猫の頻度は皮膚疾患症例の3.4%,ならびに全疾患症例の0.2%を占めた。性差や年齢差は認められなかったが,バーミーズ,ヒマラヤン,メイン・クーンに好発する傾向があった。皮膚における反応パターンは発症頻度の高いものから順に,皮疹を伴わない左右対称性のかゆみ動作~表皮剥離(特に顔面,耳介および頸部),皮膚に異常を認めない外傷性脱毛症(特に腹部,四肢および背部),粟粒性皮膚炎(特に背部および頸部),ならびに好酸球性肉芽腫群(特に口唇)であった。皮膚における複数の反応パターンの合併は54.2%の猫に認められた。続発性細菌感染症は18.8%の猫に認められた。消化器症状が合併した猫の頻度はわずか2.1%であった。アトピー性皮膚炎が合併した猫の頻度は18.8%であった。グルココルチコイド製剤が全身投与された猫のうち,同治療が奏功しなかった猫の頻度は60.9% であった。食事管理は6ヶ月から11年の追跡調査の期間中有効であった。<br>

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こんな論文どうですか? 猫における食物アレルギー性皮膚炎:48症例における後向き研究(1988&ndash;2003)(Scott Danny W.ほか),2013 https://t.co/2NgjYxJVm8 48例の猫が食物アレルギー性皮膚炎…
こんな論文どうですか? 猫における食物アレルギー性皮膚炎:48症例における後向き研究(1988–2003)(Scott Danny W.ほか),2013 https://t.co/LOm2pqX3Gy

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