著者
榎本 至
出版者
Japanese Society of Sciences in Swimming and Water Exercise
雑誌
水泳水中運動科学 (ISSN:18806937)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.15-19, 2005

国際オリンピック委員会(以下IOCと略す)の定める評価基準に照らすと,水球競技はその歴史と伝統において他のオリンピック種目より秀でているものの,5大陸への普及度とTV露出度においてその評価は低い.水球競技の発展のため,国際水泳連盟(以下FINAと略す)は国際試合数の増加や審判の能力向上に努める一方,"よりゴール数の多い,よりスペクタクルなゲーム"を目指してルール改正に踏み切ろうとしている.このルール改正は,日本などの小型選手を抱える国にとって有利に働くことが予想されている.一方日本国内では,日本オリンピック委員会(以下JOCと略す)を始めとして多くの競技団体において,従来の学校教育主導型による選手の育成制度の限界が指摘され,一貫した指導理念と個人の特性や発達段階に基づいてトップレベルの競技者へと選手を導くシステムの必要性が叫ばれている.水球競技においても,ジュニア期の選手育成に関してはいくつかの問題点を抱えている.これらの問題点を改善する新たな競技者育成システムを開発し,FINAの提唱する新ルールを追い風としながら,未来の日本水球の競技力向上に繋がる海図が描けるだろうか?

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こんな論文どうですか? 水球競技のノーティカルチャート:—世界の潮流と日本の競技者育成システムの課題—(榎本 至),2005 https://t.co/VZ95sW3WOk

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