著者
深田 祝
出版者
The Herpetological Society of Japan
雑誌
爬虫両棲類学雑誌 (ISSN:02853191)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.25-32, 1985

1958年5月から1969年10月の間に野外に於て,シマヘビ1434匹の体温を測定した。これらのデータを分析して次のことが判った。平均体温(28.7℃)は気温よりむしろ地温との相関が強かった。月別の平均体温をみると,3月(25.4℃)から6月(30.7℃)に向け漸次上昇し,6月から9月(30.7℃)までは8月(31.7℃)がやや高い外は有意差はない,そうして10月(27.7℃),11月(23.0℃)と下降する。各月の最高体温をみると4月(35.6℃)から10月(34,4℃)迄は,10月がやや低いほかは36℃内外を保っている。雌の体温(29.2℃)は雄(28.2)より有意に高い。また,胃に食餌を含有する蛇の体温(29.2℃)は胃が空の蛇(28.6℃)より有意に高からた。また,体温と地温の差および地温と気温の差の分布状態からシマヘビの体温調節について論じた。

言及状況

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まさか食物語をやってて蛇の平均体温を検索する日が来るとは思わなかった(28.7℃らしいです) CiNii 論文 -  野外に於ける蛇の体温 https://t.co/ob5rESKYVk
@hoshiyouhua ワタシ蛇カモシレマセン https://t.co/BZ4RHGkd8R

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