- 著者
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伊藤 洋平
井上 仁人
高橋 厚史
- 出版者
- 社団法人 日本伝熱学会
- 雑誌
- 日本伝熱シンポジウム講演論文集
- 巻号頁・発行日
- vol.2009, pp.226, 2009
長距離の弾道的熱伝導が行われていると考えられる結果が、カップスタック型カーボンナノチューブ(CSCNT)の熱伝導率計測から得られている。そこで、熱輸送の現象を明らかにするために、非平衡分子動力学法を用いたCSCNTの熱輸送解析を行った。カップ間結合にはレナードジョーンズポテンシャルを適用した。カップ3個の構造と5個の構造では系全体の熱抵抗はほとんど変わらず、フォノンが散乱されずに輸送されていることが示唆される。